はしかの予防接種
最近ニュースで報道されたのでご存じの方も多いと思いますが、今年4月頃からはしかの流行が首都圏を中心に見られました(東信地方ではいまのところ流行は起きていません)。 今回の特徴は10代〜20代の若年者に集団感染が起きたことで、小さいころの予防接種によって作られた抗体の力が弱ってきたためとされています。ただし、ワクチンの接種率そのものが日本では低いことも背景にあり、接種率を他の先進国なみに上げることが今後の課題です。 これまではしかにかかったことがなく、予防接種を未接種の方、あるいは接種したか分からない方は、自費(約5000円)となってしまいますが、今後のために予防接種を受けることをおすすめします。
薬の「飲みあわせ」に注意
「ウナギの蒲焼と梅干し」といえば食いあわせが悪い食べ物として知られています(科学的な根拠はないようですが...)。薬にも「飲みあわせ」とでも呼ぶべき組み合わせがあります。似たような薬が重複して効き目が強くなりすぎてしまって副作用が出たり、逆に打ち消しあって効かなくなることがあるの |
す。 くすり同士の「飲みあわせ」は病院や薬局で処方するときに十分気をつけていますが、二軒以上の病院にかかっている場合はお互いに気がつかないこともあり、注意が必要です。病院を受診するときには,他の病院で出されている薬の説明用紙や処方せん、あるいは飲んでいる薬そのものを持参していただくと、思わぬ副作用を避けることができます。それらを持参していないときでも、少なくとも他の病院にかかっていることは必ず申し出てください。 病院で処方される以外にも薬局で販売されている薬品や、いわゆる薬品ではありませんが「健康食品」「サプリメント」についても、もし飲んでいるのであれば必ず病院で申し出てください。 普段食事としてとっている食品の中にも、ある特定の薬と一緒に口にしたときに影響をあたえるものもあります (例:「ワーファリン」と納豆・青菜)。そういった薬を処方されたときには病院や薬局での説明をよく聞いてください。 特に注意が必要なのがお酒、つまりアルコールです。アルコールはさまざまな薬の作用に影響を及ぼします。効き目が上がる薬もあれば下がる薬もありますが、有名なのは睡眠薬で、アルコールと一緒に飲むと効き目が強くなって物忘れや意識障害を起こし、事故やトラブルの原因となります。いずれにしても薬とアルコールを一緒に飲むのは避けてください。 |
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