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●健康のために No.5

インフルエンザの予防と治療

 

 いわゆる「かぜ」の多くは原因となるウイルス(さまざまな種類があります)が感染して鼻やのどに炎症が起きることによっておきます。インフルエンザもウイルスの一種で,鼻やのどの症状は似ていますが,熱,関節や筋肉の痛み,体のだるさなどの症状が「かぜ」と比べてかなり強く現れるため,小さなお子さんやご高齢の方,持病があって体力が落ちている方は抵抗力が落ちて肺炎などを起こすなど病状が悪化するおそれがあり,注意が必要です。

インフルエンザの予防

 インフルエンザの予防で大事なのはインフルエンザにかかったひとからウイルスをうつされないようにすることです。「かぜ」の予防でも言えることですが,インフルエンザは感染力が強いので,より注意が必要です。

 インフルエンザは,せきなどによって空気中に病原体がまかれ,鼻やのどから感染します。予防するためには,①人混みに出かけることはできるだけ避ける②外出したあとは手洗い,うがいを忘れずに行う③室内が乾燥しないように,換気や加湿を行う,といった普段からの心がけが重要です。

 現在のところインフルエンザを予防するためにもっとも有効とされるのはワクチンの接種を受けることです。新しい型のウイルスが次々と現れることもあり,100%の防止はできませんが,感染する危険性が下がること,かかっても症状が軽くてすむことが分かっています。

インフルエンザの治療

 ふつうは1週間前後で,患者さんご自身の免疫力によってウイルスが追い出され,症状はおさまっていきます。それまでは家で安静にしていることと十分に栄養を補給すことがもっとも重要で,必要に応じて熱や関節の痛み,体のだるさなどの症状を抑える消炎鎮痛剤やせき・はなみずを抑える薬を使います。また,熱のために脱水状態となりやすく,水分や塩分を多めに補給する必要があります。

 ウイルスに対しては一般の抗生物質は効きませんので,肺炎などが疑わしいときを除いて原則的には使いません。「タミフル」と「リレンザ」などの抗ウイルス剤は,症状が始まって2日以内に服用すると,熱がでる期間が1〜2日短くなります。

 

※「タミフル」は服用後の異常行動がみられたため,現在「タミフル」が原因なのか調査を行っている最中です。結論が出るまで当面10代の方は使わないよう勧められています。

 

検査値の見方② 腎機能

 

Cr(クレアチニン)

 腎臓のはたらきの目安となります。腎臓には体内の老廃物を尿と一緒に体から外に出すフィルターのようなはたらきがありますが,このはたらきが悪くなると,血液中のクレアチニンの量が増えてきます。慢性腎炎のような腎臓の病気の他にも,高血圧や糖尿病が原因となって腎臓のはたらきが落ちることも多く,注意が必要です。

 検診などで異常があるといわれたら,必ずかかりつけの医師などにご相談下さい。

BUN(ビー・ユー・エヌ)

 血中尿素窒素と表示されることもあります。腎臓の働きが落ちると血液中のBUNは高くなりますので,上の「Cr(クレアチニン)」とあわせて,腎臓のはたらきを調べる目安になります。ただし腎臓のはたらきが落ちる以外にも,タンパク質のとりすぎ,胃や腸の出血,脱水状態によっても検査値が上がることがあり,いろいろな状況をみて判断する必要があります。

尿酸

 尿酸値が上がると痛風尿管結石の危険性が高くなります。食べ物のなかでも肉類や魚介類(特にレバーやウニ,白子など),アルコール類(特にビール)に尿酸の原料であるプリン体が多く含まれ,こうした食事が多いと尿酸値が上がりやすくなります。また,高血圧や糖尿病などの生活習慣病とも関係が深いと言われています。

 尿酸値は食生活の改善や適度な運動によって下がりますが,くすりの服用が必要なこともあります

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